お客様の声_一般社団法人日本知的財産協会様
人事評価制度を刷新し
事務局員のキャリアップとモチベーション向上
会社名 :一般社団法人日本知的財産協会様
所在地 :東京都
業 種:各種団体
対応業務:人事評価制度刷新対応
人事評価制度の見直しをご依頼いただいた理由について教えてください
当会は設立して85年以上経つ一般社団法人です。私たち事務局は、まさに人が基礎であり財産である組織です。
そのような組織で働く事務局員には、仕事に対するやりがいや誇りを持つことが大事であると考えております。昨今、個人の意識や働き方が多様化していますが、当会の人事制度については、しばらく見直しをしておりませんでした。
今般、改めて組織としての将来像を示した上で、事務局員のキャリアアップを後押しし、モチベーションを高めながら安心して働けるような制度を作りたいと思い、お声がけさせていただきました。
なぜ弊所にご依頼いただいたのでしょうか
所長の上江さんが当会の元職員であり、当会のことをよく理解されていることが一番の要因ではあります。
とはいえ、退職されてから10年ほど経っており、事務局内も当時とは変わっていると思いますが、退職後も社会保険労務士の顧問として継続して当会のサポートをして下さっている点は非常に大きかったです。
また、当会の理解だけでなく、普段から組織の課題や私たちの悩みに寄り添った視点で客観的に分析し、課題解決に向けた資料の提供やアドバイスをいただけるなど仕事ぶりもとても良いと思い、依頼させていただきました。
人事評価制度の見直しを進めていく上で難しかったことはどのようなことでしたか?
人事評価制度は絶対的な正解があるわけではなく、何が適切か分かりづらいものだと思います。実際に見直しを進めていく上でも、その方向性や改善策について、事務局内でコンセンサスを取るのが難しいと感じました。
また当会の特徴として、中途入局の事務局員がほとんどであるため、前職での経験やバックグラウンドが異なっています。そのため、どうしても何かを考える際の判断基準(ものさし)は、自身の出身企業の文化に影響されがちです。でも、その基準が当会の実態に合っているかは、また別の問題だと思います。
そんな時に、私たち内部の者だけでなく、Hand in Handさんから専門家として、客観性のある実態に即したアドバイスを頂けたことで議論の拠り所となり、事務局内においてコンセンサスを取る上で非常に役立ちました。
今後への期待について教えて下さい
人事に関わる仕事をする者としては、「ここで働いて良かった」と思って欲しいと願っています。また、仮に当会を出て別の環境で仕事をすることになっても、「ここでの経験・知見が役立っている」と思えるような組織にしたいと思っています。
当会の目的の一つには、「(当会を支えて下さる)会員の皆さんの満足度を高めること」があります。
そのためにも、事務局員一人ひとりが当会の業務におけるプロフェッショナルとなり、担当業務を遂行する能力をより高め、強い組織にしなければなりません。強い組織というのは、「偉そうとか」「上から指示する」とかではなく、メンバー一人ひとりが現状を理解し、会員の皆さんの話に耳を傾けつつも、自らが主体的に考え、他者と協業し、最善な行動ができるということではないかと考えております。
もちろん、人事評価制度を変えてすぐに成果が出るものではありません。
また新しい制度も運用を始めてから手直しが必要なことも生じると思いますが、臨機応変に対応していきたいと考えています。
長く運用してきた人事評価制度を変えるということは、事務局員の意識を変えるきっかけでもあり、組織からのメッセージを伝える機会にもなったと思っています。変化は少しずつかもしれませんが、そのような期待をもって日々の業務を進めていきたいと思っています。
また、Hand in Handさんには、引き続きサポートして欲しいと思っています。